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愛を演じて、その日々と。
  • 愛を演じて、その日々と。

好きだったふたりどうしの話。

今はもう愛情も薄れてしまったが、別れるきっかけを失いずるずると関係を続けて……。

思いを分け合うふりだけ 満たせる?

付き合いたてのカップルほど希望に満ちたものはありません。毎日幸福で、会うたびに喜びを感じる。理由もなく笑みがこぼれるような日々を送ることでしょう。

しかし残酷なことに、この幸せがずっと続く場合もあれば、そうじゃない場合もあります。感情のすれ違いや、価値観の乖離に直面し、好きでいられなくなる。

別れは辛いですが、悪いことばかりではありません。失恋を経て新たに得る価値観もあるはずですし、何よりお互いに好きだった時間は「ほんとう」です。「ほんとう」の愛を誇りに思って、前を向ける日が来れば……。

ところが曲中のふたりは、どこか様子が異なるようです。付き合っていながらも、「思いを分け合うふり」をし、好意を寄せるふりをします。

演じて。お互いに捨てた過去の模倣

ふたりの間の愛情は冷めてしまっている。だけど別れを切り出せずに、ずるずると付き合い続け、過去の関係を繰り返し続ける。好意を寄せる演技をしながら。

根底には「相手を傷つけたくないから別れを告げられない」という思いがありますが、実際にはより酷く相手を傷つけることになってしまうでしょう。それに本当に傷つけたくないのは、自分自身なのかもしれません。

ふたりは別れの苦しみを乗り越えて、真にお互いのためになる選択をできるのでしょうか。

歌詞

思いを分け合うふりだけ 満たせる?

乾いた前髪 温もりかすれる?

怠惰に おんなじ明日を迎える?

静かな窓なら 月影ゆらめく?

 

演じて。「君のためだろう?」 情けをかけた

演じて。つり革のように揺れる思考

演じて。笑うほどまた欺瞞を示す

演じて。お互いに捨てた過去の模倣

 

演じて。それを演じて。それを演じて。触れ合う暮らしは

演じて。それを演じて。それを演じて。虚しい嘘だね

演じて。それを演じて。それを演じて。ほんとうの愛は

演じて。それも演技ね? 溶けて消えた何も残さず

 

隙間をふさげる孤独に 浸れる?

流れる時間に 行き先ゆだねる?

耳だけ澄ませば 鼓動は変わらず?

微かな期待を いつまで重ねる?

 

演じて。「何のためだろう?」 情けがあれば

演じて。悲しみを繰り返し愛して

演じて。叫ぶほどまた痛み忘れる

演じて。笑顔すらなぜか疑念抱く

 

演じて。それを演じて。それを演じて。過ぎ去る暮らしは

演じて。それを演じて。それを演じて。苦しい罪だね

演じて。それを演じて。それを演じて。ほんとうの愛は

演じて。それも演技ね? 解けて消えた何も残せず

 

演じて。それを演じて。それを演じて。触れ合う暮らしは

演じて。それを演じて。それを演じて。空しい嘘だね

演じて。それを演じて。それを演じて。ほんとうの愛は

演じて。それも演技ね? 溶けて消えた何も残さず

溶けて消えた
何も残さず
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